歯周病・失活歯・歯科金属
歯周病・失活歯とは
近年のアメリカ歯周病学会では歯周病を「歯周病菌による感染症」という概念から「歯周病は生体が炎症反応を起こした結果生まれた病態」という概念に変わってきています。
これまでは「如何にして歯周病菌を撃退するか」という考えのもと、歯石除去や食物残渣除去のためのブラッシング指導ばかりが徹底されてきましたが、今後はさらに「如何にして、歯茎の炎症をおさえるか」という新たな体内外からの生物化学的なアプローチが必須となります。
グラスゴー大学のRobert Jones博士は、乳がん患者の93%は根管治療歯が残存し、残り7%にも口腔内に何らかの病変の存在を認め、
しかも殆どの症例で乳癌と
同側に根管治療をされた歯や病変が認められたと報告しています。
またThomas Rauh博士も同様に、乳がん患者の98%に根管治療歯が存在し、すべての癌はそれらの歯と同側乳房に存在していたと報告しています。
歯髄が失活すれば最近侵入の防御機能は失われ、象牙細管内部に侵入した特定の菌は強力な毒素を産生し、やがては全身への暴露につながります。
失活歯の放出する毒素強度は、末梢血中のINF-γやIL-10などの全身性の過剰免疫応答強度に相関します。
失活歯の病原性細菌を完全に取り除くためには抜歯が必要ですが、失活歯を全て抜歯することは現実的ではありません。
当院では歯科処置前後における歯周組織の炎症抑制や免疫強化目的で抗生剤の様な副作用がなく安全に除菌効果や消毒効果が期待できるアプローチとして、高濃度ビタミンC点滴療法や
血液オゾンクレンジング療法 などによる再発予防や合併症を減らすための治療を全国の歯科医師と連携しながらご提案させていただいております。
歯科金属(アマルガム)について
歯科金属(アマルガム)とは?
関西の歯科医院でアマルガムを除去後に、
キレーション治療をしていただいた
副腎疲労の男性は、長年悩まされていた
線維筋痛症、左側優位の頭痛や鼻炎、耳鳴、上下肢の疼痛や痺れが軽減し、吐き気や下痢などの消化器症状、倦怠感や全身の筋肉痛や関節痛は消失、処方されていた抗うつ薬を廃薬し不眠も解消しました。
水俣病やイタイイタイ病などの産業公害に代表される重金属中毒による慢性疾患は過ぎ去った問題ではなく、今でも日常の職場や家庭生活にもその汚染源が潜んでいます。水銀の長期暴露問題だけでも歯科アマルガム(金属水銀)の放置や大型回遊魚(無機水銀)の摂取、チメロサール(有機水銀)入りワクチン接種の機会が増えるたびに、医原性の健康被害は年々複雑化してきています。
今日、最も水銀の暴露源になっている歯科修復材料のアマルガムは、日本人では40歳以上の方を中心に何十年も口腔内に埋没しているケースが珍しくありません。アマルガムから放出された水銀(Hg??)は肺で80%が吸収され、神経系を中心に血行性に体内各所に運ばれた後、組織中で無機水銀(Hg2+)に変換されます。
アマルガムによる水銀被曝は虫歯や歯周病、顎関節症やブラキシズム、口腔カンジタや舌痛症など口腔領域の疾患だけでなく、アトピーや喘息などのアレルギー疾患、自閉症や副腎疲労、貧血や月経異常、リウマチやSLE、アルツハイマー病やパーキンソン病、うつ病や癲癇、糖尿病や癌など、様々な全身の慢性疾患を引き起こすといわれています。
飲食やワクチンからの水銀暴露と比べアマルガムの水銀含有量は圧倒的に多いため、とりわけ頭蓋腔内にある中枢神経や目・耳・鼻、歯や口腔粘膜疾患、胃酸分泌低下やリーキーガットなど消化管細菌叢撹乱による炎症性腸疾患にアマルガムが関与していても、多くの患者や医療従事者はこれらの疾患が水銀中毒によって引き起こされているものだとは気づきません。
近年の一般的な歯の治療法は根治療法ではなく、重金属や合成樹皮など多くの人工物はアレルギー反応などの安全性を確かめずに、虫歯の対症療法としてしか行えないのが現状です。最近は不用意なアマルガム研磨や除去などで、患者だけでなく歯科医師や医療スタッフが体調不良を訴えるケースが増え、尿負荷試験などで組織中の水銀濃度が際立って高いことが推察されます。
水俣条約締結によって平成28年4月の保険改正では、環境面への配慮を理由にアマルガム充填および材料料の廃止が見込まれていますが、今日でも充填されたままのアマルガムが長い年余を経て発見されています。
アマルガム除去は最も重要なキレーション・デトックス手段ですが、アマルガム充填や研磨以上に注水やバキューム時の不用意なアマルガム除去は最も危険なデトックス法にもなり得ますので、単純なマスク・ガウンでの防御では患者だけでなく術者や医療スタッフへの水銀暴露にも繋がることに留意していただきたいと思います。
アマルガム除去は全身のデトックスやキレーション療法の初めの一歩です。アマルガム除去専門クリニックで重装備をして安全に口腔内からアマルガムが除去されたとしても、そのことよって疾病が直接治癒されたわけではありませんの
で、医歯連携によるフォローアップは必須です。
アマルガムが口腔内に存在していることを患者に伝えることは歯科医にとって当然の義務ですが、実際にアマルガムを除去すべきかどうかは、医科や患者からの依頼や患者自身の意思に基づいて行うことが大切です。重金属中毒は金属アレルギーとは別物です。金属自体アレルゲンにはなりえませんが、人体のタンパク質と結合して主に遅延型(IV型)アレルギーを引き起こします。有害重金属の蓄積は酵素活性・ミネラル輸送低下などによる代謝障害で、金属蓄積での免疫機能不全によって結果的に金属アレルギーが発現されることもあります。
今日はアマルガムやニッケル合金・インプラントなど歯科材料の毒性のほか、金属やその他の材料によるアレルギーやガルバニー電流感染根幹歯、顎関節症、ビスフォスフォネートによる炎症性歯科疾患や失活歯毒素による過剰免疫応答など、全身疾患や口腔内の治療行為自体が患者の全身に影響を与え心身の不調をきたす要因を察知して取り除き、一歩上の健康に回帰していく自助努力が自己責任として求められている時代です。
MerProtect Protocol歯科金属を安全に除去した直後でもMercury Tri-Test(リンク)では、アマルガムなどの有害金属の体内暴露による残存が認めらます。
金属MerProtect Protocolは、歯科金属のアマルガムを除去する前後に、蒸散する無機水銀やその他の金属を解毒・排出する身体機能を補助する目的でご使用いただけます。
水銀をはじめとする有害金属は、グルタチオンの補給と結合剤に吸着されることによって、肝臓をはじめとする身体の解毒システムを活性化し、
体外へと安全かつ永久に排出されていくことが、Mercury Tri-Test(リンク)で最終確認することができます。
【The MerProtectR Protocolについての説明動画】
スマイルオールケアは、POIC研究会(http://poic.org)が推奨するタンパク分解型除菌水のOEM商品です。歯垢の元となるバイオフィルム(タンパク質)を分解して口腔内を洗浄します。
お塩とお水から作られているので、安全・安心してお使い頂けます。
スマイルオールケアはこのような方に使われています。
舌痛症・口腔乾燥症・味覚障害
お口の中がネバネバする不快感
口臭が気になる
虫歯の予防
歯周病(歯ぐきが腫れる・出血する)の予防
ヘリコバクター・ピロリ―感染性胃炎の予防
口内炎予防
風邪・インフルエンザ予防
歯科処置の後