ラドン療法
ラドン療法について
ホルミシスとは
ホルミシスとは、ある物質が高濃度あるいは大量に用いられた場合には有害であるのに、低濃度あるいは微量に用いられれば逆に有益な作用をもたらす現象です。ここでいうホルミシスとは放射線ホルミシスのことです。低線量の放射線を使用することにより人間に有益な作用を起こすもので、低線量放射線(または低放射線ホルミシス)ともいいます。
放射線は大量に浴びると放射線障害を起こすなど体に害があり、短時間で高用量を浴びると死に至ることもあります。しかし地球上には自然放射線が満ちあふれており、人類も常に微量の放射線を浴びていますが、自然放射線の約10倍から100倍の放射線を浴びると心身の健康にさまざまなよいことが起こるということがわかってきました。
体によいことが起こるのは、低線量放射線に活性酸素を抑制する効果があるためです。活性酸素は、生命を維持するためには不可欠ですが、同時にさまざまな病気を引き起こしたり老化を促進する原因にもなります。低線量の放射線には、ビタミンCやビタミンEの摂取による抗酸化作用とはケタ違いの効能があります。放射線は細胞の大部分を占める水分を電離させて一時的に大量の活性酸素を発生させ、体内の抗酸化の仕組みのスイッチを入れて活性酸素を打ち消す効果があります。
ラドン・ラジウムについて
自然界には大きく分けてウランを中心とする放射性物質のグループとトリウムを中心とするグループがあり、それぞれウラン系列・トリウム系列と呼ばれています。放射性物質は不安定な物質で常に放射線を発生しながら変化します。
ウラン系列ではウランを先頭に14変化(壊変)して最後には「鉛」になり安定した物質となります。この14回の変化のうち5回目の物質がラジウムで、ラジウムの次の変化で生まれる物質がラドンです。
ラドンは固体ではなくガスなので空気中にも水中にも存在できるので、ホルミシス効果を利用するのに都合がよく、ラドン温泉に浸かっていれば呼吸をするだけでラドンは肺から吸収されたり、飲むことでもホルミシス効果が期待できるわけです。
ガス状物質のラドンは体内に蓄積することなく、血液の流れと共に体の隅々にまで行き渡ることができるので治療持続効果も高い放射線物質です。
三朝・玉川温泉、バドガシュタイン
ホルミシス効果は岩盤や溶岩に含む放射性物質による微量な放射線を利用した効果です。ホルミシス効果がみられない鉱物でも遠赤外線効果やミネラル分の浸漬効果などによる健康増進が期待できることもあります。
日本では玉川温泉や三朝温泉などはラジウムやラドンの濃度が高いホルミシス効果のある「湯池」温泉として古来から知られており、火山列島の島国である我が国の多くの温泉の中には地中深くに埋まっているラジウムなど、自然放射性鉱物の層を流れ出たものも少なくありません。これらの自然放射性鉱物の層をへて湧き上がってきた地下水の中には微量にラジウムや含ラジウムが変化したラドンガスが含まれており、これらの地下水を一般に放射能泉、または放射能鉱泉と呼びます。
ローマ時代から温泉保養地として利用されヨーロッパ最大規模の「湯治場」地域である、オーストリアのバドガシュタインはラドンガスによる治療・保養の施設で、金鉱であったこの施設は、リウマチの持病を持つ坑夫が治った現象は、その坑道内に充満していたラドンガスが原因であった事が判明し現在、隣接地の病院では世界中からの難病患者を受け入れています。
玉川温泉、三朝温泉などのラジウム温泉では、気体成分であるラドンを吸入する事で細胞を刺激して免疫系の機能が活性化します。
環境省による吸浴による作法の適応症は以下の通りです。
末梢循環障害・冷え性
高血圧・糖尿病・脂質異常症・痛風
胃腸機能低下、痔の痛み
関節リウマチ
自律神経・不安定症・不眠症・うつ症状
強直性脊椎炎や運動麻痺
筋肉や関節の痛みやこわばり
喘息・肺気腫
病後回復期、疲労回復・健康増進など。
特に関節リウマチではオーストリアのガスタイナー・ハイルシュトレン治療センターがドイツ、オーストリアの保険適用の医療機関として有名です。
治療センターの資料にはラドンの放出するアルファ粒子のイオン化により細胞が刺激され免疫系の情報伝達物質であるサイトカインのTGF-βが活性化される仕組みが公開されています。
http://www.gasteiner-heilstollen.com/tl_files/pdf-dateien/2013/Prospekt_Japanisch_6Seiter_WEB.pdf
ラドン・ラジウム温泉と吸浴吸浴とは呼吸による温泉浴で、温泉成分が気体の場合に鼻から気体成分を吸入します。鼻から肺に入った気体成分は、肺と血管のガス交換によって血液中に取り込まれて全身に行き渡ることで温泉作用が期待できます。身体差はありますが血液は1分程度で体内を1周するので、気体成分のほとんどが肺に戻り呼吸としてカラダの外に排出されます。意識的に深い呼吸をした数十分以上のラドン吸浴が高い作用を求める時には効果的です。
ラドン・ラジウム温泉の温泉成分はラドンです、気体成分なので効率的に取り込むには吸浴による入浴方法方が良く、自然のラジウム温泉では地中の天然ウラン鉱石がラジウムに変化(壊変)し、さらにラドンに変化して温泉の表面に浮上し水面を漂ったものを吸入するのが吸浴というスタイルです。
ホルミシスによる癌治療
ホルミシス効果とは、微量な放射線を利用して体に有益な生理反応を引き起こさせる事です。
低線量放射線によるホルミシス効果によってがん細胞に対する免疫力向上も報告されており、放射線ホルミシスは、がんや肺疾患による呼吸不全や慢性心不全、精神・神経難病などの治療での臨床例が多数報告されています。
※放射線ホルミシス治療は、病状の進行度や体力などの個人差がによって、対応ができない疾患もあり、その都度担当医師の指示を適切に受ける事が大切です。
ラドンα線治療
ワクチン接種後増悪・発症するアトピー性皮膚炎、帯状疱疹や掌蹠膿疱症など皮膚疾患や、関節リウマチ・などの自己免疫疾患やANCALA関連血管炎などによる腎障害、ワクチン接種後の進行がんや原発巣不明がん(いわゆる〝ターボ癌”)や白血病などの悪性疾患、間質性肺炎(肺線維症)・心筋炎後による呼吸不全や心不全、うつや認知症・ME/CSF(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)、ヤコブ病をはじめとする脳炎などの精神・神経難病に対して、ラドンα線治療を施行しております。
精神・神経疾患における炎症反応には活性化ミクログリアからの活性酸素やROS/サイトカイン産生による神経細胞の損傷が考えられており、γ線(0.25~0.5㏉:数時間)の照射ではグルタチオンの増加やNK細胞の活性化、DNA修復能の向上など、低線量放射線が免疫バランスの正常化や抗酸化作用が報告されており、
ラドンα線照射によるコロナ後遺症(Long-COVID)やワクチン後遺症(mRNA PVS)でのブレインフォグによる思考力低下や、てんかん・統合失調症・認知症などの精神・神経疾患の改善が報告されています。
がん治療においては、直接的な放射線照射治療の標的となる腫瘍組織のみならず、非標的/転移がん組織に対しても同時に縮小するアブスコパル効果(=バイスタンダー効果)が、免疫療法と放射線治療との併用(免疫放射線療法)で報告されています。
急性期のCOVID-19 感染症に対するLDRの改善効果が報告されており、エモリー大学でのCOVID-19)肺炎の低線量肺照射治療では、両肺低線量(1.5Gy)放射線単回治療に起因する急性毒性は認められず、24時間以内に4人の患者が酸素吸入療法から離脱し、※19イランのテヘランにある医科大学では、低線量全肺放射線を単回照射したところ、急性放射線毒性なくIL-6とCRPの値など炎症反応、酸素飽和度の改善がみられ退院されたことなど、COVID-19関連肺炎に対する低線量放射線療法の有効性が報告されています。
株式会社リードアンドカンパニーが開発されたαレスピロRn(ラドン)は、LEAD・ネブライザー方式の併用により、世界の放射線治療研究者が提唱する有効なラドン線量(100~250mGy)以上を安全に安定して供給することが可能で、各疾患に応じて最大3,200万㏃/m³のα線ラドンの吸入調節が可能です。
参考文献:「ワクチン後遺症社会の到来 (ヒカルランド社)」を引用・改変
ラドンガスは皮膚からは吸収されにくい性質があり、主として経気道的に肺呼吸によって体内に取込まれます。
吸入されたラドンの大部分は短時間内に体外へ排泄されてしまいますが、
Lead & Companyのα-Radiorespiro-Rnシステムα-Radiorespiro-Rnは、最大線量3,300Bq/m³のラドンを滅菌蒸留水を温度35℃、湿度80%に保持して吸入することで有効量のラドンを効率良く体内に取り込める装置です。
主なラドン療法の適応疾患
アンチエイジング
貧血・眼精疲労・不眠症
美容(肌荒れ・シミ・シワ・肌のたるみ・脱毛)
月経不順・PMS・更年期障害・不妊症
花粉症・アトピー性皮膚炎・上気道炎
気管支喘息・慢性気管支炎・COPD(肺気腫)
肩コリ・腰痛・慢性疲労
便秘・冷え性
過敏性腸炎・潰瘍性大腸炎・クローン病
SLE・リウマチ・多発性筋炎
パーキンソン病・ギランバレー症候群
糖尿病・脂質異常症
高血圧・動脈硬化性病変
うつ病・認知症・脳卒中後遺症
悪性リンパ腫・各種固形がん
Healthy Radon (ヘルシーラドン)
持ち運びも簡単で、毎日ご家庭や施設で100万ベクレル以上のラドンを吸入できます。
経鼻カニューレ吸引で効率よくラドンを取り込むことができます。
メンテナンスフリー。(ラドンを発生させる鉱石は、半永久的に使えます)
ホルミシス効果が期待できる症状・疾患(一部)
■疲労 ■頭痛 ■腰痛 ■神経痛 ■肩こり ■便秘 ■生理痛 ■生理不順 ■打撲・捻挫 ■肌荒れ ■花粉症 ■むち打ち ■むくみ ■高血圧 ■がん ■動脈硬化 ■糖尿病 ■アトピー ■喘息 ■脳卒中 ■自律神経失調症 ■更年期障害 ■自己免疫疾患 ■関節リウマチ ■パーキンソン病 ■メニエール病 ■潰瘍性大腸炎 ■身体が冷える ■アルツハイマー ■クローン病 など