福田内科クリニック
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自家がんワクチン
自家がんワクチン
自家がんワクチンについて
※主なリスク、副作用等に関する事項については、以下のとおりです。
自家がんワクチンの副作用(有害事象)について
これまでの自家がんワクチン療法による副作用(**)は軽いもの(注射部位の表皮が強い日焼けの後のように剥がれ落ちたり、一過性の発熱があったりしました)でした。
それ以外では累積3600例以上(2022年7月現在)中で、問題となる重篤な有害事象は、脳腫瘍治療の臨床研究に参加していた1例しかありませんでした。
その1例でさえ重篤な有害事象(注射した腕が腫れ、痛くて動かせないとの訴えがあった)は、3日で自然消失しました。
ただし、他の医薬品を併用している場合は、併用薬による強い副作用が出る場合がありますのでご注意下さい。
しかしそれでも、今後も自家がんワクチン療法により重篤な有害事象(***)が発生する可能性は全くないとは言い切れません。
** 副作用とは:
医薬品の主な作用を主作用といい、主作用と異なる作用を副作用といいます。
広い意味で副作用には、有害な作用と有害でない作用の両方が含まれます。
副反応はワクチン接種について使われる言葉で、免疫を賦与する以外の反応や、接種行為によっておこる有害なものをいいます。
さらに副作用や副反応とともに有害事象という言葉もあります。
これは因果関係の有無を問わず、医薬品の投与により起こったあらゆる好ましくない出来事を言います。
*** 重篤な有害事象とは:
1.死亡に至るもの
2.生命を脅かすもの
3.治療のため入院もしくは加療期間の延長が必要なもの
4.永続的もしくは重大な障害・機能不全に陥るもの
5.先天異常を来すもの、6.その他の重大な医学事象のことをいいます。
例えば、全身倦怠、貧血、白血球異常増加、注射部位の潰瘍、肝臓や消化器への影響が考えられます。
また、全身発疹、ショック症状、自己免疫病、間質性肺炎等の重篤な有害事象の発生の危険性もないとはいえません。
その他、治療後に心身等の不調や異常がございましたら、いつでもすぐ当院にお知らせください。